アドラー心理学

 

マンガでやさしくわかるアドラー心理学を読んでみた!

 

嫌われる勇気の本が、少し前に大ヒットしてから一気にアドラー心理学のブームが来て「心理学」にも光が当たるようになってきました。

自己啓発の祖となる心理学ですが、「嫌われる勇気」の本を知るまでは、私も含め世間的にもそんなにアルフレッド・アドラーの知名度は高くはありませんでした。

 

「人を動かす」や「道は開ける」などのベストセラー作家である、デール・カーネギーや、「7つの習慣」の著者であるスティーブン・R・コヴィーなど、彼らの思想に影響を与えた人物が、アルフレッド・アドラーでした。

 

実践の心理学として有名な「アドラー心理学」のストーリー仕立てのマンガを読みましたが、簡潔でわかりやすかったのでシェアしてみたいと思います。

 

アドラー心理学の全体像!

 

他者を勇気づける心理学。

 

勇気づけとは…

⇒困難を克服する活力を与えること。

 

・人間は、環境や過去の出来事の犠牲者ではなく自ら運命を創造する力がある。「自己決定性」

 

・過去の原因ではなく、未来の目標を見据えている人間の行動には、その人特有の意思を伴う目的がある。「目的論」

 

・人は心の中が矛盾対立する生き物ではなく、一人ひとりかけがえのない、分割不能な存在である。「全体論」

 

・人間は、自分流の主観的な意味づけを通して物事を把握する。「認知論」

 

・人間のあらゆる行動は、相手役が存在する対人関係である。「対人関係論」

 

精神的な健康のバロメーター。

共同体の中での所属感・共感・信頼感・貢献感の確かさを求めて行動する。(共同体感覚)

 

とくに私が印象に残っている理論が、未来志向の「目的論」でした。

因果律(原因論)の対極にあたる思想であり、その分インパクトも強かったです。

 

原因論と目的論の違い!

 

「原因を探ることは、解説にはなるけれど解決には結びつかない!」

 

原因論<原因・結果アプローチ>

 

1、過去の原因が現在に支配的な影響を及ぼす。(過去志向)

 

2、意思は問われない。

 

3、環境の被害者・犠牲者の色彩を与える。(被害者意識)

 

4、本人の勇気をくじく。(勇気くじき)

 

目的論<目的・手段アプローチ>

 

1、未来の目標が現在を規定する。(未来志向)

 

2、意思が問われる。

 

3、創造的な当事者としての意識を植え付ける。(当事者意識)

 

4、本人に勇気を与える。(勇気づけ)

 

過去の失敗を生かすアプローチは大切ですが、原因を相手に追求してもただ単にその人を傷つけてしまうだけです。

まさに、「原因を探ることは、解説にはなるけれど解決に結びつかない」のです。(陥りがちなパターンですよね)

 

ほめることと勇気づけることは明確に違う!

 

「ほめる」ことと、「勇気づける」ことは似たニュアンスがありますが、アドラー心理学では明確に違いを言っています。

 

勇気づけることは、「困難を克服する活力を与えること」であるのに対し、「ほめる」は相手をいい気持ちにして何かをさせようとする点が挙げられます。

 

アメとムチのような関係性ではなく、相手を信頼して対等な立場として相手を勇気づけることが大切なようです。

 

最後にこの本は、ストーリー仕立てのマンガで、話の展開は非常に早く実際にこんなにスムーズに上手く発展するか?と少し突っ込みたくはなりましたが、「アドラー心理学」を理解する上ではかなり理解しやすかったです。